白内障 | 茶屋町なの花眼科 - 阪急大阪梅田駅徒歩2分
白内障とは、症状
白内障とは、水晶体(レンズ)が白く濁ってしまい視力が低下してしまう病気です。
外から光を集めてピントを合わせている水晶体が濁ると、光がうまく届かなくなりますので、結果「見えにくい」「かすむ」「光がまぶしい」「物が二重に見える」などの症状が出現します。
白内障の原因
白内障の原因として、一番多いのが加齢によるもので、早い方ですと40代から診断されることがあります。
加齢以外の原因としては、以下の通りです。
先天性白内障
生まれつきの白内障のことをいい、母親が妊娠中に感染症にかかった場合に出現することで知られています。
先天性白内障を発見した場合、早期に治療や手術を行い、弱視になることを予防することが大切です。
外傷性白内障
打撲などの強い圧力がかかったり、針やガラスなど鋭利なものが水晶体に入った場合、水晶体が濁り視力低下をきたします。
アトピー性白内障
アトピーによる目のかゆみから、目を擦った結果、慢性的に水晶体に圧力がかかり、白内障が発症します。
薬物性白内障
薬物による影響からなる白内障ですが、ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)を長期間にわたり、使用することで水晶体の混濁を招くことがあるといわれています。
放射線白内障
原爆の被害に遭った方や、放射線を多く浴びた方に白内障が多く発症していることが知られています。
放射線を浴びた量にもよりますが、低い線量の場合は、濁りがあっても進行しないといわれています。
目の炎症による白内障
アトピー性白内障と同様、慢性的に目をこすったり、涙を押さえたりすることによる刺激が原因といわれています。
水晶体が濁り始めると、ピントを合わせることが難しくなり光が散乱するため、若くても症状出が現し、さらに進行していくと眼鏡等での矯正も難しくなってきます。
白内障の治療
白内障と診断されると一般的には進行を遅らせる点眼薬が処方されますが、一度濁ってしまった水晶体が元に戻ることはありません。
進行を遅くすることができたとしても、必ず進行していきますので、最終的には濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する方法が行われます。
眼内レンズについては、年齢や目の状態の他、患者さまの生活スタイルや基礎疾患など、総合的に判断して決めますので、症状が気になる方は、一度眼科医にご相談下さいませ。